カーブを使った彩度(色度)の調整

Lab調整の記事を書こうとしていたが、途中でアレコレ考えが巡ってしまい頓挫。結局、書こうとしたことは、他の人なら当たり前に知っていることで、自分が知らない、やらないだけの事のような気がしてきて、(書く)気持ちが萎えそうになったが、取り敢えず書き始めることにする。

コントラスト調整に、自分はスライダーだけでなく、トーンカーブも追加的に使うことが多い(デフォルトの自動コントラスト調整だけに従うのは、何だか癪にさわるので)。だが、RGBの彩度、Labの色度調整では、スライダーに頼ることが殆どである。何故なら、彩度・色度をカーブ(RGBならカラーセクションの各RGBチャンネル、Labなら同セクションのaとbカーブ)で弄ろうとすると、初動で画像の色合いが著しく変化するので、その後の調整がやりづらく、何をどう調整すればいいのか分らなくなることが多かったからだ(トーンの場合は、明暗にメリハリが増すか、減るか、だけなので分り易い)。ただ、スライダーだけで調整することは、画像全体を‘平均的’に、鮮やか(或いは、地味)にすることであり、強弱はコントロール出来ても、自分の味付けは出来ない(緑をもっと鮮明にしたいとか)。

最近、RawTherapeeのブログのフォーラムで、a/bカーブを使ったLabの色度調整が紹介されていた。単純な操作なのだが、何で自分はしなかったのだろう?

以下の元画像は、RawTherapeeで開いたraw画像の自動調整を解除して、露光量と黒レベルだけを調整した画像。やはり少し鮮やかさに欠ける。
画像
                
ブログの解説では、aではなくbカーブから始めている。理由は書いていなかったが、上の画像もブログの画像と同じように空が大きいので、同様にbから始める。下のスクリーンショットのように、中心点を境に左下半分と右上半分が同型のS字を作る。これをその下にある4つのボタンの3番目でコピーし、今度はaカーブを開き、4番目のボタンを使って貼り付ける(つまり、aもbも同一S字カーブ)。
画像

S字カーブの形成で、青、黄、マゼンタ・赤、緑の多いピクセルが増加するから、ご覧のように画像の鮮やかさが上がる。
画像
                  
だが、これは色度のスライダーを増やしたのと同じ効果だろう(マニュアルにあるトーンカーブのS字の説明と同じ)。しかし、この適度な鮮やかさを出発点にすれば、好みに合わせて画像の鮮やかさを微妙にコントロールしやすいと思う(例、青色部分の膨らみ方だけを変えて空の色にもうちょっとインパクトを加えるとか)。

「何だ?結局コントラストをトーンカーブで調整するのと同じじゃねぇか」と言われそうだが、その通りである。ただ、自分はそうして来なかったので、新鮮味があったのである。

余話として:これを実践している間に、同じことをRGBカーブで使ったらどうなるだろうと興味が湧いた。コピーしたbカーブの形状を、RGBの各チャンネルカーブに貼り付けた(もちろん、aとbのカーブはリニアに戻す)。それが以下の画像。
画像
                   
Labの場合と同様、鮮やかさは増したが、画像が暗くなった(このページの画像ではその様に見えないが拡大して比べると分る)。そこで、画像で何点かの座標を選び(ポピーの赤、空の青、ポピーの茎の緑)、そこでナビゲーターに表示されるL値を比べてみた。RBGで調整した画像の各L値は、元画像に比べ下がっているが、Labの方は殆ど変っていない。つまり“Lab色空間は明るさ(L)と色を切り離しているので。。。”という説明通りである。当然の話なのだが、頭で理解するのと、体感するのでは、やはり印象が違う。また、鮮やかさの増加は(S値)、まちまちだった(赤はLabの方がより増加、青ではRGBの方がより増加、緑はほぼ同じだけ増加)。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック